2010年7月24日土曜日

勾玉を作ろう!!(フォレオ大津一里山)

心配をよそにたくさんの方が参加してくれました
 大津の瀬田駅からバスで10分程度のところにある中規模のショッピングモール「フォレオ大津一里山」で勾玉製作体験を行いました。
参加費 500円(保険料・材料費)
実施時間 11:00/13:30/15:30 各定員30名

 ここは、私たちの事務所がある瀬田の文化ゾーンから歩いて10分ほどの場所にあり、いわばお隣さんのようなところです。まだ出来て2年足らず、程よい大きさの地元に密着した商業施設です。
初めての場所で行うイベントはいつも「人が入るだろうか」という心配と協力いただいている施設の方に迷惑をかけてはいけないという緊張感でドキドキです。

本物アクセサリーに興味津々の子供たち
  その心配をよそに、朝10:00の開店と同時に受付に列ができ、一回目は15分で定員が埋まりました。その後も順調に参加者が伸び、13時頃には3回目までの定員を埋めることができ、途中からはお断りしていました。本当にありがたい話です。

 参加者は、小学生の高学年の子供たちが多く、最後まで自分の作った勾玉の仕上がり具合にこだわっていました。
子供達も真剣です
 また、遺跡から出土したアクセサリー(縄文:玦状耳飾り 弥生:管玉等 古墳:ガラス玉、管玉、勾玉)を展示ケース一本分持って行きました。それを参加者の子ども達に説明すると興味津々でみていました。

2010年7月18日日曜日

京阪電車ラッピング-文化財号Ⅱ


子供達もお手伝い

 昨年度から走っていた粟津貝塚をフュチャーした文化財号Ⅰに代わり、文化財号Ⅱのラッピングを行いました。

 ラッピングは、特殊なフィルムにこちらでデザインしたイラストを京阪さんの方で印刷していただきます。それを、車両に霧吹きで水を吹き付け、バレンを使いながら貼り付けて行きます。上手くやらないと空気が入ったり、しわが寄ったりしてしまいます。やはり、大きかったり、長いシールになればなるほど難易度が高くなります。 


みんなで手分けして貼っていきます

 本当に日差しがきつく午後からは照りつける日差しの中、補助員さんと手分けしながらシールを貼っていきました。今回の内容は、当協会の40周年記念号で県内の文化財(出土遺物)を主に取り上げています。

 玉・鏡、土偶、埴輪、木簡、瓦といったものを取り上げ、かわいいキャラクターが遺物を身につけたり、遊んだりしていて、非常にかわいい仕上がりになっています。個々の遺物に目を凝らしてみると最近話題になった東近江市相谷熊原遺跡出土の日本最古級の土偶が控えめに描かれています。探してみては。

最後にヘッドマークの文化財弁天を貼り付けてます

 車内には、発掘調査の流れを写真を使って解説をしています。
京阪石坂線を一日6往復走っており、乗車してみてはいかがですか?




2010年7月17日土曜日

戦国の琵琶湖―近江の城の物語― ギャラリートーク


滋賀県立安土城考古博物館で9月26日まで開催中の「戦国の琵琶湖」が始まりました。
この日は開催初日、館長のあいさつもあり、さぁどうぞ展示をご覧ください…
あやしい人影が…

…と思ったら会場に何やらあやしいヤツ…!?
実はこの忍者、ギャラリートークの解説員です。
展示で取り上げているお城の調査に携わった専門調査員が、忍者の格好で解説しているんです。
知られざるお城の調査の秘密、悲喜こもごもを含め、展示品の細かい解説をじっくり1時間にわたって行いました。

この展示は9月26日まで開催されています。
詳しくは安土城考古博物館のホームページをご覧ください。

2010年7月4日日曜日

連続講座 モノ知り学2010 「古代の水路と陸路-近江のネットワークの原型を探る-」

 今日は、本年度の連続講座の初回です。今年度は「都を支えた近江そして琵琶湖」とテーマを設け、古代の物流や経済の視点から、近江の特性に迫っていきます。
 初回は、講師の辻川さんが近江の古代の交通路の復元について、学史から最近の調査・研究成果をふまえて、案を提示していただきました。そして、古代に完成した交通路の原型がどこまで遡れるかを考察しました。皆さん熱心に耳を傾けていました。